人の不幸を笑うな
どん。
この日はピアーシ君が忙しいので他の2人の青年たちと遊ぶことに。
その2人がまさしくコルカタで運命的な出会いをし、僕をクルナに誘ってくれた子達なのです。(↓の81日目の話)
【世界一周78-86日目】西ベンガル州最大の都市・コルカタでの日々 - Ryotabi
そして向かう先は、同じくクルナ管区にあるバゲルハット!
ここは世界遺産の登録されていて、正式名称は「バゲルハットのモスク都市」。
名前にもある通り、15世紀前半にカン・ジャハンによって建てられたモスクなどが登録されています。現存しているのは50ほど。
クルナからバゲルハットへの行き方は彼らに任せっきり。
まずはリキシャでバスターミナルへ向かいます。
ガタガタ道を1時間ほど進み、バゲルハット観光の目玉シャイト・ゴンブス・モスクの前で下車!
さて、このモスクの名前である「シャイト・ゴンブス」の意味は「60のドーム」。
その名の通り、無数のドームが連なっている建築様式です。実際のドームの数は77ですけど。
この日は誰もいなかったですが、モスクとのしての機能は今でも続いているようで絨毯などなど揃ってました。
柱の下にいる僕と比べるとその大きさが分かると思います。ムガル帝国以前の国内のモスクだと最大級だそうです。
それと、モスク行くのにうっかり短パンで来てしまいました。超腰パンして入りました。すいません。
モスクの裏には溜め池があったのでココナッツ飲みながら休憩。地元の人たちは沐浴と言う名のスイミングしてました。
敷地内に併設されてる博物館(館内撮影禁止)を見て、次の場所に移動です。
リキシャに乗って向かった先はカン・ジャハン・アリーの霊廟(Khan Jahan Ali Majar Mosque)。
大通りとモスクを南北につなぐ数百mの道は参道のようになっていてお土産や商店が並んでいます。
そしてその南にある大きな溜池にはなんとワニが住んでいるらしいです!真意は分かりませんが、そのように言い伝えられていて、神聖な場所になってます。
釣り用でしょうか、このような木1本で繋いだだけの足場のような所がいくつもありました。
「りょうた!あそこに行くぞ!」
そう言ってサジッドはすたすたと丸太をつたって行きました。
呼ばれたのなら断らぬ。それが漢。
僕も竹の手すりを握りしめながら慎重に渡ります。
そして足場にと・う・ちゃ・・・く!
バキーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!
成人男性2人の重さに耐えかねて足場が崩落しました(笑)
(笑)とか言ってますが全然笑えません。
全てがスローモーションに見えて間一髪丸太に避難した僕は助かりましたが、サジッド君はこの通り...。
彼のポケットの入っていたお財布、iPhoneはお陀仏。
カバンに入ってたCanonの一眼レフは助かってました。
とりあえず財布の中身を乾かす。
本当に...本当に不憫...。
僕がもっと痩せてたら...。
それと...
この足場の所有者様、本当にごめんなさい。土下座。
(少し後に見に行ったらおじちゃんが修理してました)
もし僕の財布やiPhoneが逝ったら、即帰国しますね。ぶっちゃけ。
大体の人はそのくらい凹むと思います。
でも彼のすごい所は立ち直りの速さ。
すぐさま池で全身洗浄。
僕のサンダルも気づいたらぶっ壊れており、たまたま近くに修理屋さんがいたのでお願いしました。たったの10円。物は大事にしましょう。
サジッドが池ぽちゃ(ぽちゃどころではない)してしまったのでクルナに戻ることに。
びしょびしょのままクルナに帰還し、まず向かったのは銀行。
銀行のカード、お金も水没してしまったもんですから。
そしてお次は携帯の修理。
あぁ...インシャラー。
修理待ちの間、もう1人の青年アラフ君とクルナで一番美味いビリヤニ屋さんに行きました。
そして携帯修理を終えたサジッドと合流!
画面の半分が真っ黒になったけどなんとか使えるようになったらしい!
嬉しい!不幸中の幸い!
これでなんとか笑い話で済みそうです!
すると後日、彼から連絡が来ました。
斬っっっっっっ!!!!!!!!!
最後までありがとうございました。サジッド君への同情も込めて下のバナークリックしてくださると天に召されたiPhoneも幸せだと思います。
知らんけど。