Ryotabi

大学生のユーラシア横断紀行やインド紀行

【インド旅】7日目-ジャイサルメールで入院!?-

到着!からの病院?

Golden cityことJaisalmer

朝5時半、少し遅れてついに到着しました。

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 ここジャイサルメールはインド・ラージャスターン州とパキスタン東部にまたがるタール砂漠の真ん中に位置するオアシス都市です。夕暮れに輝くその姿からゴールデンシティーとも呼ばれています。

 

そう!砂漠なんです。砂漠って...めっちゃワクワクするじゃん!ラクダラクダ!!

 

と、喜びたいんですけどちっとも具合が良くなりませんでした(^^)<ふざけんな

こちとら寝台列車から見えるラージャスターンの雄大な景色を諦めてまで睡眠に費やしたのに。とりあえずコーラを購入。50ルピー(75円)。

 

The Royale Jaisalmer

空もまだ暗いですが、宿に向かいます。デリーの代理店さんに用意してもらった宿はThe Royale Jaisalmer。地球の歩き方にも載ってるプール付きの宿です。2人で1500ルピー(2300円)。

 

ここね、めっちゃいい。まじでおすすめです。プールも付いてて、デザインも部屋もおしゃれ、水回りも清潔。

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プールで泳げばよかった

さらに屋上のレストランから見えるのは、目の前にそびえたつジャイサルメール城(Jaisalmer Fort)

この壁乗り出す形でぶっこまれてるベンチ?椅子?ベッド?なんて言ったらいいか分らないけどここが本当に落ち着きます。横向きにごろーんってしながら太陽を浴び、要塞を眺める。夜はライトアップ。至福。1人1000円越えるとやっぱいい所泊まれますね。

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こっちでよく見るベッドのような椅子。

 

ま、これは翌日の話でこの日は朝チェックインさせてもらってから午前中はずっと寝てました(笑)

 

 

 

あーだるい。あー漏れそう。あー頭痛い。あーラーメン。あーおすし。

 

 

そんな感じでうだうだしてました。

じっとしててもしょうがないので彼女さんがフロントで借りてきてくれた体温計で測ることに。

 

 

 

すると...39度

 

はい。終わったー。そんな高熱だったと分かると一気に病人モードに。めっちゃ具合悪い気がしてきた。意識が朦朧としてきた気がする。

 

 

超絶楽しみにしてたキャメルサファリ(砂漠で星空ツアー)を明日に延期し、再び病院に行くことへ

 

 

まさかの病院ハシゴ

インドで血液検査

トゥクトゥクを呼んでもらい、向かった病院は...名前わかりません。が、小さい病院。いや、病院なのかな、町の保健室みたいなところ。

 

問診の後に血液検査をしてもらいました。

 

なんでかというと、そう、赤痢にかかったと思っていたからです。

 

この病気は赤痢菌に汚染された水、食品などから感染します。数日の潜伏期間を経て、下痢・発熱・腹痛・嘔吐・しぶり腹(お腹痛くても何も出ないやつ)などをもたらします。

いやもう絶対これですやん。私服の医者なのか、近所の兄ちゃんなのか分らない人に注射を刺されます。むしろこっちから感染しない?Safety?って感じでした。

 

怖いなぁ怖いなぁと稲川淳二風に検査結果を待ってましたが、結局赤痢ではありませんでした。ふーよかった。ちなみに検査費は220ルピー(340円)でした。

 

 

なんて安心はしてられませんでした。この時もうすでに1人で歩くこともままならないくらい熱にやられてました。僕病気に対してめっちゃヘタレなんです小さい頃から。

 

しかしお医者さんもここでは十分なケアをしてあげれないと判断したのか、なんと別の病院へ行くことに!!!!やったー!病院スタンプラリーだぁー!!!!

 

今だからこんなこと言えます。

 

 Shri Maheshwari Hospital And Research Centre

向かう先はこちらの病院。

 

3度目の問診。定型文のように自分の容体を伝えます。

 

 

そして、お医者様からお言葉を頂きました。

 

 

 

「2日間入院です。」

 

 

 

「ええ!!??(マスオさん)」

 

日本でも入院なんてしたことないのにまさかのインドで入院!?しかも2日間!?明日に良くなる気ないの!?頑張れよ!!!!(俺が)

 

しかしお医者さんの言ってることは絶対だって20年間で培った勘が言ってるので入院することに。

 

そして点滴が始りました。今思うとどんな点滴かも分らないまま投与されたの怖いけど立ってるだけでやっとな僕はベッドで横になれるだけで嬉しかったのです。ちなみにコーラは僕にとって飲み薬なのでしっかり持ってきました。

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へばる僕。全然嬉しそうじゃない。

しっかし注射がぶっとい。痛みを感じながらも腕に弁のような器具をつけ、そっから点滴やら栄養剤やら注入していきます。なんでかその度に強烈な吐き気を感じたんですよ。身体おかしくなってるなって思いました。

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その間に彼女とドライバーさんは宿に戻って入院の準備をしてくれました。

 

 

 

しかし1時間もすると、なんと体調回復してきました。

薬ってすげぇえええええ。

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「けど入院か〜」と1人でぼやいてました。

 

すると彼女さんとドライバーさん、そして見知らぬ男性が部屋が帰って来ました。

 

 

なんとその方、泊まっている宿のオーナーでした。スンゲェお金持ってそうだった。

 

 

そして彼は言いました。

 

 

 

「元気になってるから帰るぞ。」

 

 

「ええ!!??(本日2人目のマスオさん)」

 

いやいやいやどんな権限!?医者<オーナーなの!?頑張れよ(お医者さんが)!!

 

 

しかし病院にいても孤独で病んでしまいそうだったので宿に戻ることに。

実際かなり元どおりになっていました。本当によかった。

 

 

治療費

こんだけバンバン投与したからさぞ高額だと思っていました。実際の内訳はこちら。

  • 薬398ルピー(約620円)
  • 病室1460ルピー(約2300円)
  • 点滴532 ルピー(約830円)
  • 注射器17ルピー(約25円)

 合計:2407ルピー(約3700円)

意外と安い。保険適用するために彼女さんがしっかりと領収書ももらってくれてました。

 

 

インドのやさしさに包まれたなら

宿に到着し、半日お世話になったドライバーさんに支払いをしようとしました。

 

 

すると彼は、君たちが払いたい分だけくれればいい。どんな額だって感謝してるよとだけ。

 

え...

ずっと運転して、肩も貸してくれ、お医者さんに状況説明もしてくれたのになんでそんな言葉が出てくるんだろう。心がぐーーーってなりました。

 

 

部屋に戻りくつろいでいると、コンコンと従業員のお兄さんが入って来ました。

 

そしてなんとフルーツを振舞ってくれました(泣)

 

この日ろくにご飯食べてなかったので丁寧に剥いてくれた果物に胃も幸せそうな表情を浮かべてます。お兄さんありがとう。

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そして彼女さんのご飯を食べに屋上のレストランに行きました。

 

もうね...なんかすごいんすよ。

 

 

レストランの支配人さんが「無料で好きなもの食べていいよ」ですって...。

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ただの宿泊客の僕を心配して駆けつけてくれたオーナーさん、お金を求めるわけでもなく何も厭わず付き添ってくれドライバーさん、フルーツ切ってくれたお兄さん、ご馳走してくれたレストランのおじさん。

 

 

優しさにポイント振りすぎなジャイサルメールが大好きになりました。

 

 

あ、それと医学の力も大好きになりました。

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