今回はタイトルの通り、犬肉を食します。載せてるのは調理後の写真のみですが、もしお気持ちを害してしまったら申し訳ありません。
しかし、僕もワンちゃん(他の動物も平等に)は大好きです。頂いた命へのリスペクトはしっかり持っていることはご理解ください。
68日目:コヒマ散策
前夜に着いたコヒマ。朝になるとそれはまた清々しい気持ち良さがあります。
外出してしてみると狭い土地に建ってる州都だけあって渋滞が酷い。1車線ずつしかないのです。
しかし人間はといえば、山肌を駆け下りるような細道が沢山あるのでそんなに困りません。
とりあえずこの散歩中に2つのものを見つけたかったのです。
1つは次の目的地、モン(Mon)へのバス。街の中心にあるバスターミナル(下の地図参照)にはモン行きの便がなかったのですが、街から南に進んだBoCという地区にならあるそうなので後回しに。
そしてもう1つは、珍味探し!
これがなによりナガランド州に来た理由だとも言えます。
ナガランド州は「ナガ族の地」という意味。彼らはキリスト教が多く、豚肉や牛肉も食べます。そして芋虫や蛙、犬も食べるのです。
これらは日本人の食生活からしたら"珍味"ですが、彼らにとって日常食なのです。芋虫は高級らしいけれど。
せっかく来たのなら食べない手はありません。
残念ながら芋虫と蛙は見つけられませんでしたが、代わり犬肉を売ってるお店は見つかりました。でも精肉屋さんだったので実際に食べるのは夜に持ち越し。
宿に戻ると、女性が1人チェックインしていたのでS氏含め3人でぷらつくことに。
ナガランドは食生活もしかり、今なお民族による風習が色濃く残ってるそうです。
現在はしてないですが、首狩りの文化もありました。
なのでそれらを学ぶ為に州立博物館へ。
と思ったら大雨で道路がエライことになってたので少し時間開けることに。八百屋の野菜が坂道を転がりまくってて不憫でした。
いざ出発。
博物館までは少し遠いですが、一本道なのでそっち方面のローカルバス(10ルピー)に乗れば近くまで行けます。
ここではナガ族を構成する14の主要民族の衣装や道具、生活の様子が展示されています。
もちろん首狩りについても。
首狩りをすることで、現世だけでなく死後も名声や栄誉が得られるとのこと。
日本の将軍のように、現世的な見せしめとしてしてだけでなく、死後に対しての行動でもあったのですね。その辺はキリスト教以前のアニミズムと関連してるんですかね。
そしてこの首飾り。自分が狩った頭の数を示すものです。かなり芸術性が高い。
小さくて古めかしい建物ですが、中々面白かったです。安いですし(30R)。
その後はモン行きのバスチケット探しへ!
ローカルバスでBoC地区へ行きます。これまた例にならってそっち方面に向かってるのに乗れば着きます。
探した結果、モン行きバスが帰るのはこの2つ。NET WORK TRAVELSとDEEP TRAVELS(地図のピンは横にある売店です)。
両方閉まっとるがなー!
しかしDeep travelの左横にある売店(Go-getters)で、買うことが出来ました。800ルピー。特に手数料も取られなかったです。
ついでにオススメの犬肉レストランも教えてもらいました。「ここがいっちばん美味い!肉の中で犬が1番好きだぜ!」とのこと。
帰りは下りなので夜景を眺めながらテクテク。高低差のある街並みは特に夜綺麗ですよね。
それと道端で蛙売ってました。可愛い。蛙はカンボジアで食べて、普通にチキンみたいで美味しかった記憶が。
おすすめされた犬肉を提供しているレストランはこの教会の近くにあります。
メニューは単純明快。少し高いですが、犬・豚・牛、どの肉をとってもインドとは思えません。
Dog meatと頼んで届いたのはこちら。香辛料たっぷりのスープにぶつ切りの犬肉をいれて煮込んだ単純な料理。歯が並んだ口周りの肉もありました。
緊張しながらも、一口。
「犬の匂いがする」
当たり前だけれど、本当に犬の匂いがします。失礼な話、友達の飼っているしばいぬの映像が頭に流れました。これだけの香辛料に漬けても匂うのか。
特段他の肉より美味しいかと言われればそんなこともありませんが、かと言って不味いわけではありません。
僕が犬肉を食べたかったのはここの人の食文化を茶化すわけでも、否定するわけでもなく「彼らが食べてるから食べる」という思考です。
たまたま日本人からすると馴染みのない種類だっただけ。
残さずきっちり食べます。それはどの食事でも変わりません。僕の食べ物への向き合い方(?)です。
これらの肉は何処から来るのだろう。食用犬がいるのか?
やはりこれだけの山岳地帯だと放牧が出来ないから犬を食べ始めたのだろうか?
など、色々考察してみるのも面白いものです。
ちなみにここナガランドは禁酒州なのですが、宿で地元民のホームメイドライスビールを頂けました。外国人は買えない(というかこそこそ売ってるので見つけづらい)とのこと。結構美味い!
69日目:再びインパール作戦の戦争墓地へ
この日はモンへ移動し、翌朝に到着。そのままロンワ村という場所まで行きます。昨日一緒に行動した女性(Eさん) もロンワまで行くことに!
モン行きバスは14時発、それまで宿の目のギャリソン・ヒルにある戦争墓地(War cemetery)へ。ここはイギリス兵・インド兵など連合軍の墓地となっています。
芝生の上に引かれた白線はテニスコートのライン。インパール作戦における日本軍の進行をこの付近で阻止したとのこと。
時間になったのでバスに乗車。到着は16時間後!
一旦山を下り、アッサム州を駆け抜けて再びナガランド州モンへ向かいます。
アッサム州の町で休憩があったのですが、アーリア系の顔立ちの人がドンと増えます。というのもアッサム州はバングラデシュから来たベンガル人が多いのです。ここまで州によって違うとは。
アッサム州におけるムスリム系ベンガル人"移民"の処遇も"ヒンズー優位"のインド社会で問題になっています。
インド・アッサム州で「国民登録簿」発表、約200万人が無国籍状態に直面 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
バスは暑かったですが、後は寝るだけです。グースカ。
では。
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