お久しぶりです!
前回の記事で「就活中だけど息抜きにブログ書く!」とか言っといてもう40日が経ちました。言葉に責任を持ってください自分。まぁ理由はいくつかありますが割愛で〜!
まだまだ先は長いけど是非お付き合いください!
98日目:バングラデシュ・Burimariからインド・Siliguriへ国境越え
目を覚ますと、そこは朝霧に包まれた小さな農村。
長い眠りにつく前は混沌の大都市ダッカに居たため、あまりの差に夢の続きかと思ってしまう。
地図を見ると、バスはダッカから遠く離れ、国境へとぐんぐん近づいている。
そしてダッカから14時間、インドとの国境の町ブリマリに到着!
が...外は生憎の大雨。しょうがない、雨季だもん。
町はと言っても、イミグレオフィス以外特にないです(宿・レストランはある)。
バス乗り場から歩いて1,2分でそこそこ立派なイミグレに到着。大きなトラックに泥水ぶっかけられないかヒヤヒヤ。
待合室には100人ぐらい待機してたけど旅行者は多分僕だけ。
バングラデシュ出国料500タカ+銀行手数料50タカを支払うので少しお金残して置きましょう!
職員さんがそれらを銀行に振り込んで来るからってことで1時間ほど待機。待合室にはコンセントあるから助かった。
そしていよいよ思い出のいっぱい詰まったこの国を発つ。
これからもっともっと経験積んで、またここに帰って来るね。次は乾季に...。
僕の担当してくれたおっちゃん職員さんもとっても気さくな人で、国境までわざわざ見送ってくれた。さらばバングラデシュ!
そしてインド側の町Changrabandhaチャングラバンダへ!
イミグレオフィスは掘立て小屋。ツルツルスリッパで滑ってみんなにガン見される。
ここでも青年が親切に色々と手伝ってくれて、シリグリ行きのバス乗り場までのリキシャも良心的な値段で呼んでくれた。
70ルピーのローカルバスに乗ること2時間、Siliguriシリグリに到着。モンゴロイド系の人たちが多く見受けられる。
まだ15時ごろだったけど、この日は完全休養日。溜まりまくった洗濯を済ませて、飯食って、寝る!
99日目:インド・Panitankiからネパール・Kakarbhittaへ国境越え
さぁ!シリグリはただの通過点、早速ネパールに向かいますぞ!
近くのバス停で待ってたらちょうど国境の町Panitankiパニタンキ行きのバスが来たのでひょいっと。1時間もせず到着。国境付近は結構賑わっていた。
8ヵ国目ネパール・Kakarbhittaカカルビッタ入国です!2日後には両親とカトマンズで3ヶ月ぶりの再開。
その前に、ネパールではアライバルビザ(僕は15日用25USDを)を取得しなければなrない。イミグレオフィスは道路脇の坂道を登った先にあるのでお忘れなく!
ビザ取得を終え、道なりに少し行った右手にバスターミナルがある、というか運ちゃんが声かけて来る。
16時発の首都カトマンズ行きバスに乗車!
20時間の移動ということで、長いけれど翌日の昼間に着くのはちょうど良い。
「まぁ定刻通りなんてさらさら期待してないけれど」
遠く北の山脈を眺めながら、そんな気持ちで乗っていた..。
この日は曇天でしたが、ついに降り出し、気づいたら豪雨に変わっていた。
うたたねから目覚めると、そこは小さい町だった。
街灯もあまりなかったので、目を凝らして外を眺めると、唖然。
町が水没してる。
民家が1メートルくらい濁流で隠れる。不安がこみ上げる。
バスも立ち往生。運転手も焦ってる。とりあえず濁流の流れ込んでいないエリアへ避難。
この道路を進まないとカトマンズへは行けない模様。
周りに英語の話せる人がいなかったけれど、察した。
このまま雨が収まるまで待機らしい。
状況としては最悪だ。
スマホとタブレットは充電は切れ、エンジン止めてるからエアコンも付かず蒸し風呂、そして何より「寝たらいつの間にか濁流にのまれてんじゃねか」という恐怖。
一体いつに出発できるのか分からず、寝付くことも出来ず、気づいたら深夜3時。
そうだ、ここはネパール。こうなったらやることは一つ。
瞑想だ。
狭い座席で座禅をし、 NARUTOのシカマルように手を組み、一切の煩悩を消し去る。
3分でギブアップ...
結局バッチバチに目が覚めたまま、朝が来た。そして、雨も収まっていた。
「峠を超えた」、そう思えるような夜明けだった。
100日目:ネパールの首都カトマンズに到着!
泥濘んだ道をよちよちとバスは進みはじめ。久しぶりのトイレと軽食休憩。凝った身体、減ったお腹、限界寸前の膀胱。
バスに戻ると、安心感から深い眠りについた。
森を抜け、曲がりくねた山道をひたすた縫う。なぜこんな細い道でバスやトラックは抜かしあうんだ、と思うものの、僕も少しでも早くカトマンズに到着することを願っていた。
しかーし、スマホの充電がないので現在地が分からない。あぁスマホが無いとおちおち旅もしてらんないのか、と情けなくなった。
「Katmandu!」と運転手が叫ぶ。
真っ暗だけど、確かに今までには無いくらい立派な街だ。でも降りる人は数人。
「さー、ここがどこか分からんがとりあえずタリム地区まで行こう」と思ってたらおっちゃんがタクシー相乗りしようと声をかけてくれた。
ネパールで買い付けを行ってるブータン人とのこと。彼もタリムに宿を取っているらしいから、そこでスマホ充電させてもらおう。
荷台に預けてた荷物を背負って気づいた。
バック、浸水してたわ。
最悪だ、、満遍なく湿っぽい。ずっと蒸れてたからか柔道場のような匂いを発している。
そんなこんなで宿についたのは深夜12時。
20時間のはずが、結局は32時間かかってしまった。
濡れた荷物を干し、シャワー浴び、適当に飯を済ませて就寝...。散々なネパールの始まり...。
p.s.
携帯をいじっていると流れてきたのですが、この豪雨はネットニュースになるほど甚大な被害をもたらしていたらしい。実際に何十人も死者が出ていた。
「死は割と近くまで迎えに来てたんだな」
旅が始まってちょうど100日目。翌日には両親との再会が待ってる。
ぎゅっと兜の緒を締め直した。
長くなりましたが最後までありがとうございます!